移動平均線

こんにちはジンケンです。

今回からインジケーターの説明をしていきたいと思います。

第一弾は移動平均線です。

《移動平均線とは?》

移動平均線とは、

最新のローソク足から一定期間さかのぼったローソク足の終値平均値を計算し、

その数値をチャート上に線グラフとして表示するテクニカル指標です。

この指標の特徴は、値動きのトレンド(おおまかな流れ)が分かることです。

計算方法はとても簡単です。

5という設定の移動平均線なら、過去5本のローソク足の終値を合計して5で割った数値をチャート上に1本ずらして表示します。

20の移動平均線なら、過去20本の終値を合計し、合計値を20で割った数値を1本ずらして線グラフで表示します。

他のテクニカル指標も同じですが、移動平均線は将来の値動きを予測するために使います。

移動平均線の傾きを観察することで、その通貨ペアが今後どちらに進みそうかをある程度予測することができます。

先程も言いましたが、

移動平均線は、価格の値動きを滑らかなラインとして表示する指標です。

いろいろタイプの移動平均線があります。

種類も複数ありますし、設定もいろいろとカスタマイズできます。

一般的に移動平均線の種類や設定を変えることで、

よりゆったり滑らかな線になったり、より敏感に値動きに反応するように設定できます。

20本の設定を50本や200本と増やすと反応が鈍くなり、滑らかな線になります。

一方、EMA(指数平滑移動平均線)の設定にしたり、本数の設定を10本や5本など、短く設定すると値動きに敏感に反応するようになります。

《移動平均線の種類》

単純移動平均(SMA)

単純移動平均(SMA)は、FXの世界でもっとも単純なテクニカル指標です。

移動平均線というと、たいていこの単純移動平均(SMA)のことを言います。

移動平均線は本数の設定をすることで「敏感さ」を設定できます。

設定の仕方は簡単です。

これはMT4の移動平均線設定画面ですが、

どの業者のチャートソフトも同じような設定画面があります。

この画面では「期間」が本数設定です。その他に線の色や太さなども変更できます。

例えばこの期間の設定を10にしたとします。

そのチャートが5分足なら過去50分間の終値を合計し、それを10で割った数値を結んだラインが表示されます。

チャートが1時間足なら、10時間分の終値を合計し、それを10で割った数値を結んだ線が表示されます。

チャートソフトはこのような足し算や割り算を勝手にやってくれます。

ほかのほとんどのテクニカル指標にも言えることですが、移動平均線は「遅行指標」です。

遅行というのは、実際の値動きに対して遅れてシグナルを発するということです。

過去の○○本のローソク足の終値の平均値を使っていますから、

過去の値動きの「だいたいの傾向」を読み取り、

将来の「だいたいの傾向」を予測するために使います。

下の画像を見てください。

移動平均線がチャートの忙しい値動きを滑らかな線として表示できているのがわかります。

これはドル円の5分足に異なる期間設定をした3本の移動平均線を表示してあります。

期間50の移動平均線(黄)が他の2本の移動平均線に比べて、

ローソク足の値動きからだいぶ遅れているのが分かるでしょう。

期間50の移動平均線は他の2本に比べて設定本数が大きいからです。

期間5のSMAは5本分の平均なのでローソク足にぴったりと寄り添っています。

期間20のSMAは20本分の平均なので、期間5と期間50のちょうど真ん中ぐらいです。

設定期間が多くなればなるほど、

移動平均線の位置がローソク足の値動きから遅れるということを覚えておいてください

このチャートの移動平均線を見ると、ドル円は上昇トレンドだと分かります。

今の価格を見るだけでなく、移動平均線を使って過去X本の傾向をみることで、

その通貨ペアが上昇トレンドなのか、下降トレンドなのか、それともレンジなのを簡単に見分けることができます。

シンプルでわかりやすい単純移動平均ですが、欠点があります。

それは、過去の大きな値動きの影響を長く引きずりすぎるという点です。

その点を改良したのが指数平滑移動平均線(EMA)です。

指数平滑移動平均線(EMA)

指数平滑移動平均線(EMA)は、

最近の終値に比重を置いて計算するタイプの移動平均線です。

設定の仕方は

移動平均の種別をExponentialにするだけです。

期間100の設定だとすると、

100本前の終値よりも1本前の終値を重視して移動平均を計算するということです。

最近の終値に比重を置いて移動平均を計算することで何が良いのでしょうか?

例えば下落トレンドだとします。

ニュースの影響などでローソク足一本で一時的に大きく上げ、すぐに戻したとします。

単純移動平均(SMA)を使っていると、

移動平均の位置がこのような一時的な上昇の影響を後々まで受けてしまいます。

このチャートには期間100の

単純移動平均(SMA)(黄) と 指数平滑移動平均(EMA)(赤) を表示しています。

明確な下落トレンドです。

一時的な下落がありますが、黄のSMAの方はこの下落の影響を受け過ぎてなかなか上昇しているという事実に反応できていません。

それにくらべ、赤のEMAの方は最近の終値に比重を置いて計算しているので赤よりも敏感に下落しています。

指数平滑移動平均線(EMA)は最新のデータを重視して計算しているからです。

トレードにおいては、遠い昔に起きたことよりも、今起きていることの方が重要です。

その考え方を移動平均の計算方法に織り込んだのが指数平滑移動平均線(EMA)だということです。

《単純移動平均と指数平滑移動平均 どっちがいいの?》

単純移動平均と指数平滑移動平均について解説しましたが、どっちらがいいのでしょうか?

先程までの解説を聞くと、

指数平滑移動平均のほうが良いと思っているかもしれませんが、それは目的によります。

それぞれに長所と短所があるからです。

まずは単純移動平均(SMA)から見てみましょう。

ゆったりと滑らかに動く移動平均が欲しいのであれば、長い設定の単純移動平均が良いです。

長い設定の単純移動平均は長期のトレンドの方向性を示してくれます。

たしかに値動きに対する反応が遅いですが、ダマシにひっかかりにくくはなります。

指数平滑移動平均(EMA)の場合はその真逆になります。

値動きに敏感に反応する移動平均が欲しいなら、短い設定の指数平滑移動平均が良いです。

指数平滑移動平均の短所は、

レンジ気味の値動きになる場合にダマシに引っかかりやすくなるということです。

値動きに対する反応がよすぎるので順張りトレードの方は、ちょっとした上げに反応して買いシグナルと勘違いしてしまい、結果ダマシに合ってしまうことが多くなるのです。

「どっちを選べばいいんだよ!」と言われそうですね^^;

それはあなた次第ではありますが、私なりのアドバイスがあります。

それは、何本かの移動平均を併用することです。

たとえば、

長い設定の単純移動平均を長期的なトレンドを見極めるのに使い 短い設定の指数平滑移動平均を売買のタイミングをとるのに使うというのは良い方法です。

《移動平均線の期間を設定するときの考え方》

移動平均線の期間の設定は、分析の目的により変わります。

5~20程度の短期の移動平均は短期的なトレンドを分析するのに適しています。

中期的なトレンドを分析したいなら、20~60程度の設定が良いでしょう。

もっと長期的なトレンドを分析するなら、100以上が良いとされています。

移動平均線の設定は好きな数字に設定できますが、人気のある本数設定というのがあります。

期間200の移動平均線というのが、一番有名です。

もちろん、大きな数値となりますので、長期のトレンドを分析するための設定です。

中期のトレンド分析だと期間50がポピュラーです。

短期には期間10が多く使われます。

このような人気のある本数設定を使うのは一つの方法です。

以上で移動平均線の説明を終わりたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

次の記事でお会いしましょう。

では!

#バイナリーオプション #インジケーター #移動平均線 #基礎 #初心者

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